カミゴウチ チカコ
Kamigochi Chikako
上河内 千香子 所属 法学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/09 |
形態種別 | 著書 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「代理受領と三角取引」椿寿夫編『三角・多角取引と民法法理の深化』 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 別冊NBL |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 商事法務 |
巻・号・頁 | (161号),98-104頁 |
概要 | 非典型担保の一種である代理受領は、法主体が、債権者、債務者、及び第三債務者の三者であるため、「三角取引」であると考えることができそうである。しかし、伝統的な代理の学説に依拠した場合、代理受領は、債権者及び債務者対第三債務者という二当事者契約の修正と考える余地がある。また、代理受領における第三債務者は、債権者と債務者間の代理受領委任契約を「承諾」したに過ぎないため、契約当事者である債権者及び債務者と同等の立場にあるわけではない。この点からも、代理受領は、基本的には、債権者債務者間の代理受領委任契約という二当事者関係と解する余地がある。本稿では、以上のような問題意識の下、代理受領を三角取引と構成することが適切であるかを検討した。 |