カミゴウチ チカコ
Kamigochi Chikako
上河内 千香子 所属 法学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/09 |
形態種別 | 著書 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「買戻しの機能と民法579条の強行法規性」椿寿夫編「民法における強行法・任意法」 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 民法における強行法・任意法 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本評論社 |
総ページ数 | 382 |
担当範囲 | 243頁-253頁 |
著者・共著者 | ◎椿寿夫、青木則幸 芦野訓和、有賀恵美子、伊藤進、稲田和也、大杉麻美、織田博子、上河内千香子 川地宏行、木村仁、島川勝、椿久美子、長坂純、中山知巳、長谷川貞之、藤原正則、前田泰、三林宏、吉井啓子 |
概要 | 買戻しの中心的規定である民法579条の法規の性質について、立法時から今日までの議論を分析した。その結果、買戻し代金と売買代金を同一のものとする点についての強行法規性については、立法担当者と委員との間で見解の相違があったこと、579条と表裏の関係にある583条についても当初は任意法規と解されていた後に強行法規と解されるに至ったこと、債権法改では「債権担保目的ではない買戻し」に着目され任意法規化が試みられていることなどを指摘した上で、強行法規の一般論として立法時に強行法規として解されていたとしても、それが経済の実情に反する場合には、空文化、ひいては、任意法規化する可能性があることを指摘した。 |