キヨミ セツコ   Setsuko Kiyomi
  清海 節子
   所属   経済経営学部 所属
   職位   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/07
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 民話に於ける数の種類と役割 (2) ―日本民話にみられる「数」の組合わせと伝承機能 としての役割―
執筆形態 単著
掲載誌名 駿河台大学論叢
掲載区分国内
出版社・発行元 駿河台大学教養文化研究所
巻・号・頁 (52),67-81頁
概要 本稿は、清海 (2015b)で調査した結果をもとに『日本昔話百選(改訂新版)』の各話で用いられている「数」の組合わせを分類し、種類別ごとに傾向を探った。その結果、「数」が1種類だけの場合には「1」である可能性が高く、 2種類の数詞が使われている話は「1」と別の「数」(一桁)との組合わせの傾向が高いことなど多くの傾向を提案した。さらに 実際の民話の中で最も「数」の種類が多い2話を選び、テキストの中で多種の「数」がいかに使用されているかについて観察し、複数の「数」を提示する方法には、秩序があることを示した。さらに語り手の伝承能力の視点から「数」の役割を検討し、最後に吟遊詩人の伝承について、Lord (1960) にも言及した。