ワタナベ ユウコ
Yuko Watanabe
渡辺 裕子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | その他論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 第7回JASE調査からみえてきたもの |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 性の健康 |
出版社・発行元 | 性の健康医学財団 |
巻・号・頁 | 12(2),32-37頁 |
概要 | 日本性教育協会(JASE)による青少年の性行動調査は、1976年の開始以来、ほぼ6年に1回実施されてきた。本論文は過去の調査結果をふまえた上で、2011年の第7回調査にみられる傾向を明らかにしたものである。具体的には性行動のタイプを5分類し、その構成比の年次変化を分析し、高校生・大学生の性行動が消極化していることを示した。また、その背景・原因を探るとともに、今後の変化について展望した。今日の青少年は、正社員として就職し、やがて定年を迎えるという普通の人生を送ることにも困難が伴うことを認識しており、そのことが性や恋愛への関心を相対的に低下させたといえる。しかし、性行動の消極化は当面は続くとしても、就職状況や社会情勢に変化が生じれば、再び活発化する可能性も有している。 |