|
オガワ マリコ
Mariko Ogawa
小川 真理子 所属 メディア情報学部 メディア情報学科 職位 講師 |
|
| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2026/07 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 標題 | 「歴史映画」の有用性の再考と課題について
-「再現」とホロコースト映画の事例とともに(2026年7月「日本教育メディア学会」に投稿」) |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 概要 | 本稿は,メディア・リテラシーと映画学の観点から,歴史映画を用いた学習の有用性と課題を検討する実践研究である。歴史映画(物語映画)の「再現」は,映像として具体的に「見せられているもの」と,事実になり得るものとして示唆されつつ映像には「見せられていないもの」との共存に特徴づけられる。学習者自身がこの構造を捉える過程に,批評的視点と主体的な学びの契機があると論じる。教養科目でホロコースト映画『シンドラーのリスト』を教材とした授業実践において学習者の自由記述を分析した結果,学習者は「見せられているもの」から「見せられていないもの」を能動的に想像し,人種差別など現在に続く「より大きな歴史の言説」へ批評的に接続していた。歴史映画の「見せ/見せない」構造は,メディア・リテラシー教育の設計原理として有効である。あわせて,一作品では表象しえない限界と補助教材の必要性を指摘する。 |