キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 名前とネーミングの考察 ―愛称・会社名・ペットの名前― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
巻・号・頁 | (41),81−103頁 |
概要 | この論文では、愛称と、人以外のネーミング(会社名とペットにかんする名付け)を考察した。愛称の機能と型について、山口(1985) と Wierzbicka (1992) の分析を概観し、日本語と英語との違いを確認した。会社の名前は、人の名が付けられている会社に限定して、日本企業と欧米企業でどのような共通点が観察されるか検討した。その結果、創業者の名字だけが社名に含まれている例が大多数で、創業者の個人名 (first name) だけが略されず社名として使用されることは非常に稀であると推測された。ペットの名付けは、イヌとネコ間の違いだけでなく、メスとオスの違いにも焦点を当てて考察した。その結果、イヌの方が、性別で名前の関係が明確であること、また、イヌとネコに共通してメスの名前の方が特定の名前の集中度が高く、多様性に欠けることが観察された。またイヌとネコの名付けは、性別の制約については人の名付けの制約よりは、はるかに緩やかであることも認められた。最近の子供の名付けの中で、ペット名として使われている数は、オスよりメスの方が2倍以上多いことが分かった。 |