ナガオ タケシ
NAGAO Takeshi
長尾 建 所属 現代文化学部(2019年4月を以て募集停止) 所属 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/08 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 高村光太郎『道程』後期論―〈自然〉と〈生〉― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国語と国文学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東京大学国語国文学会 |
巻・号・頁 | 96(8),36-51頁 |
総ページ数 | 16 |
概要 | 従来の研究では、高村の初期の詩と造型美術論の言葉を同一平面上で論じていた。一方で稿者は、両者の間に言葉、とくに〈自然〉と〈生〉の、意味生成のダイナミズムを論じた。
また、『道程』後期の主人公の救済について、従来はそこに智恵子の存在を重視し、所謂〈智恵子神話〉をそこに読み取るのが通例であった。一方で本稿では、智恵子の役割はあくまで側面的でしかなく、主人公は言葉の馴致、理念化を通じて、あくまで言葉の力によって自己救済したと論じた。 |