キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/07 |
形態種別 | 著書 |
標題 | ことばの事実を見つめて |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 開拓社 |
巻・号・頁 | 295-306頁頁 |
著者・共著者 | 編者:佐藤響子・井川壽子・鈴木芳枝・古谷孝子・松谷明美・都田青子・守田美子 |
概要 | 本稿は, 反義語の先行研究を概観し, 日本語と英語間での比較と語種の組み合わせについて検討した。反義語の例、従来の研究及び最近のコーパスを利用した研究を紹介した後、日本語と英語の反義語を比較し、表現のずれ, 品詞の違い, 日本語の漢字用法にかんする違いが確認された。さらに、外来語の [アマ―プロ]と、日本語の[素人—玄人]との語種の組み合わせについて『Leeds コーパス』を使用して調査した。その結果,「素人」と「プロ」の組み合わせの共起が,「素人」と「玄人」の共起の頻度の3倍であり、「アマ」と「プロ」の共起の頻度とほぼ同じであった。異種の反義語ペアが, 同種のペアと同じ程度の頻度で使用されていたのは予想外の結果であり、反義語研究にコーパスを利用することは, 実態を把握するために有用な手段であると主張した。(第VI部 意味論担当 :295-306頁) |