キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | なぞなぞに於ける反義語と反復の役割 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本エドワード・サピア協会 研究年報 |
巻・号・頁 | (26),69-80頁 |
概要 | なぞなぞの特徴的な表現方法に反義語と繰り返しがある。本論はそれらの役割を考察するために、日本の子供向けのなぞなぞで「...なものはなに?」と問う二段なぞと、大人向けの「...とかけて...と解く。その心は...?」と三段で構成される三段なぞを調査した。その結果、二段なぞの半分以上に反義語か繰り返しのどちらか、または両方が含まれていることが分かった。また、三段なぞは、反義語は用いられないが、同音語(または句)の意味対立があり、暗示的な音の繰り返しがあると仮定した。従って、基本的に両タイプのなぞなぞは、意味対立と、繰り返し表現が重要な役割を果たしているという点で、共通した性質を有する言葉遊びであると考えられる。 |