タカノ ヒトシ
TAKANO Hitoshi
高野 一 所属 経済経営学部 所属 職位 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 税務署からの電話連絡後の修正申告 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『旬刊速報税理』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ぎょうせい |
巻・号・頁 | 36(34),36-39頁 |
著者・共著者 | 高野一 |
概要 | 本論文では、実際の事例(裁決例)をもとに、修正告書の提出が、国税通則法 65 条 5 項に規定する「調査があったことにより当該国税について更正があるべきことを予知してされたものでないとき」に該当するか否かについて、税法上および会計上の面から検討し、論じたものである。本事例では、納税者が申告した消費税額に誤りが認められ、過少申告の疑いが認められることから、加算税の賦課決定処分を行ったものである。しかし、処分を下すにあたって、適切な手続きの下、過少申告 の疑いについて調査が行われたことが、納税者 に理解できる範囲のものであったのかが焦点 となる。本事例では、正規の簿記の原則に基づいた各帳簿、確定申告等の資料より、課税売上金 額の確認等を行い、その内容を可能な範囲で納税者に知らせるなどしていたことから、納税者にもある一定程度の認識はあったと推察される。ただし、その過程の中で、十分な配慮があっ たといえない部分があると考えていることを論じた。 |