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アンドウ ソウイチロウ
Soichiro Ando
安藤 聡一朗 所属 心理学部 所属 職位 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2023/02 |
| 形態種別 | 学術雑誌 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 中学生の居場所感と場面に応じた自己表現に伴う感情との関連 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 応用教育心理学研究 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 日本応用教育心理学会 |
| 巻・号・頁 | 39(2),39-52頁 |
| 総ページ数 | 13 |
| 著者・共著者 | 安藤聡一朗 |
| 概要 | 本研究の目的は,中学生の心の居場所感と自己表現に伴う感情との関連とを調べ,教師が居場所感を感じていない中学生を早期に発見することにつながる要因を見出すことである。居場所感が高い中学生は,自己表現に伴うポジティブ感情が多く,他者との調和を乱すリスクを冒しても言うべきことは言う傾向があることが明らかになった。また,居場所感が中程度の中学生は人間関係に腐心し,場面によっては非主張的な自己表現や間接的な自己表現が多くなることが示された。最後に,居場所感が低い中学生は,アサーティブな自己表現が少なく,感情に乏しい自己表現が多い傾向がみられた。中学生の,友人と居る場で安心して自由に振舞えているか,場面に則した感情表現ができているか否かは,教師など周りの大人が居場所感の高低を知る一つの指標になることが示されたと言える。 |