タナカ テルミ
Terumi Tanaka
田中 輝海 所属 スポーツ科学部 所属 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 日常場面で経験するポジティブ感情がスポーツにおけるバーンアウト傾向に及ぼす影響(博士学位論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 九州大学 |
概要 | まず、ネガティブな側面に焦点が当てられてきた従来のバーンアウト研究とは異なり、ポジティブな側面に焦点を当てて現象の解明を試みることにより、ポジティブ感情の役割が明らとなった。すなわち、日常的に経験するポジティブ感情は、スポーツ領域のバーンアウト傾向の悪化に対して抑制的な影響を及ぼすことが考えられる。
次に、ポジティブ感情の機能に着目したバーンアウトの予防法および対処法の確立に寄与する知見が得られた。これまで心身の健康を増進させることでバーンアウトの予防を目指すという 1 次予防的な方法は見当たらなかったが、ポジティブ感情はバーンアウトの 1 次予防としても利用できる可能性があり、この先、ポジティブ感情の抑制メカニズムを解明することで、有用な予防法および対処法が確立するだろう。 |