ウカイ ミユウコ
Miyuko Ukai
鵜海 未祐子 所属 スポーツ科学部 所属 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | PT判決におけるGSAs(Gay-Straight Alliances)関連法の意義(研究ノート) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | カナダ教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | カナダ教育学会 |
巻・号・頁 | 18 |
総ページ数 | 10 |
著者・共著者 | 鵜海未祐子 |
概要 | 本論では、GSAs関連法の合憲性を検討したカナダアルバータ州のPT判決に注目して、GSAs関連法の意義を再検討している。GSAsとは、LGBTQ+の当事者である生徒たちと、彼らに支援的な同盟者であるストレートの生徒たちが主体的に運営し学校職員が支援に回る、ゲイストレート連盟であり、ピアサポートネットワークのことである。争点となったのは、子どものGSAs参加情報を親に通知しないことを規定するGSAs関連法が、「親の宗教の自由」侵害にあたるのか否かという点であり、アルバータ州高等裁判所は、GSAs関連法の合憲性を判示するに至った。そのことの意義について、本論は、LGBTQ+児童・生徒が抱えやすい「家族関係における緊張や葛藤」そして「親に対する子どもの他者性」の観点から、再検討を加えた。そのことは、教職を希望する学生に学んでほしい教育時事のひとつである、LGBTQ+児童・生徒にインクルーシブな教育カリキュラムの問題を扱っており、道徳、保健体育、公共、特別活動の在り方などに関する国際比較の事例を扱っていることを意味する。 |