コマル マサル
Masaru Komaru
小丸 超 所属 スポーツ科学部 所属 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/06 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 組体操の社会学―リスクの問題から子どもの主体性の問題へ― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学教職論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (5),21-36頁 |
概要 | 組体操問題(組体操の巨大化・高層化)について教育社会学的視点から考察した論文。組体操問題は学校安全の問題(リスクの問題)ではなく学校教育の本質に通ずる問題(子どもの主体性の抑圧に関する問題)として捉えるべきである、と主張されている。子どもの主体性を真に擁護するためには、組体操の本義や自治活動の質に着目し、子どもの固有性(真の主体性)の現われを見逃してはならない。本論文ではアーレントの思想を援用して「真の主体性」と「偽の主体性」を峻別し、その上で組体操問題の内実と教育学的射程が『人間タワー』という文学作品を用いて具体的に分析されている(ex.規律的全体とアンサンブル的全体、絶対的不平等と相対的不平等)。 |