キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 反復語の機能的特徴 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
巻・号・頁 | 23,77-100頁 |
概要 | 「反復語」とは、語の一部または、全体が繰り返された語を指す。本稿では、語幹がある語を扱い、‘frozen form’(=ある語だけに限られる場合)を除く生産的な反復語を考慮していくことにする。本稿の目的は、反復語の意味の変化と、品詞の変換についての特徴を明らかにすることで、体系的なデータに基づいて検討される。
本論の要旨は次のようになる。意味特徴に関して言うと、名詞、形容詞、副詞、動詞の反復語の意味の多くは、4種類の意味タイプ(複数化、強化、弱小化、反復/継続)に還元され得る。品詞の変化では、名詞、形容詞、副詞、動詞の中で、副詞以外は、反復によって、他の3種類の品詞に変換することが可能である。また形態と意味との関係では、反復語に、語全体の反復を含む二種類以上の音韻プロセスがある場合、語全体の反復は、より頻繁に起きる意味変化を表すか、品詞変換に使用される傾向がある。 |