ローレン ウォーラー   Loren WALLER
  Loren Waller
   所属   経済経営学部 所属
   職位   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/03
形態種別 学術論文
標題 ものが語らなくなった時―文学作品における「もの」の有用性・指示性を配慮する
執筆形態 単著
掲載誌名 物語研究会
掲載区分国内
巻・号・頁 (23),19-31頁
総ページ数 23
概要 1980年代以後、英米では「モノ理論」はよく取り上げられているが、日本ではほとんど紹介されていない。しかし、日本では近年の「モノ理論」を先駆ける『存在と時間』(Sein und Zeit)を始めマルティン・ハイデガーの作品はよく知られており、「もの性」を分析するために適していることを論じている。ハイデガーの「事物」「道具」「作品」の区分や「もの」の有用性や使用不可能の状態に対する配慮、または「人間」と「世界」との指示性という枠組みを紹介している。その理論で、『伊勢物語』21段に見える「もの」に対する解釈を行っている。
DOI https://doi.org/10.24523/mgkk.23.0_226
ISSN 1348-1622