キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 英語の動物比喩表現にみられる反意性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
巻・号・頁 | (29),89−112頁 |
概要 | 本稿では、動物(昆虫・魚を含む人間以外の生物))の名称で人間を喩える英語の例を検討したデータ(清海2002)に基づき、この種の比喩表現の顕著な例として、一語で反意性が認められる複数の意味を表現する例を検討する。特に、意味変化の特徴に着目しながら、それらの意味の成立についての推測を試みる。結論を要約すると、次の二点が上げられる。第一に、「男性」・「女性」という反意性を一語で表す例では、「女性」→「男性」の順に、意味が生じる傾向があると言える。第二に、一語で「高い評価」と「低い評価」の意味を両方とも表現する例では、評価に関して、「高 → 低」と「低 → 高」のどちらの方向からも変化が起きる可能性が推測された。 |