キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 日本と英語のなぞなぞ比較(1)—反義語を中心にー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
巻・号・頁 | (44),87-110頁 |
概要 | なぞなぞは、言葉による問いかけとそれに対する答から成立し、「比喩」と「矛盾」が二つの重要な要因である考えられる (池上 1992: 134-179)。反義語は「矛盾」と同様に「比喩」を表すなぞなぞにも同等の頻度で用いられている(清海 2011)。本稿は、日本の伝統的ななぞなぞと、英語(主にイギリス)のなぞなぞの反義語に注目して、顕著な相違点があるかどうか調査した。最初になぞなぞの種類・構造、反義語についての分類を説明した。その後、日本と英語のなぞなぞの例を分類し比較した。その結果、著しく異なる性質が二点観察された。第一は、英語のなぞなぞの方が「形状概念」を表す語彙が多く、「色」を表す語彙数の割合が日本のなぞなぞの2倍以上あった。第二に、「動作性概念」の反義語ペア数の割合では、日本のなぞなぞが、英語の 2.6 倍観察された。 |