キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | いかに商品名で品質の差別化を図るか ―菓子系ネーミングに於ける強調表現― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大學論叢 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 駿河台大学教養文化研究所 |
巻・号・頁 | (55),39-57頁 |
概要 | 最近の商品名に於ける強調表現を考察し、品質が差別化されている実例を考察した。強調表現は「プレミアム−」「プライム−」「ブラック」「ゴールド」等だけでなく、間接的に高品質であることが含蓄されている「大人の−」「〜さんの−」のような連体助詞「の」を伴う表現も強調表現として扱った。先行研究を横井 (1997, 2002, 2012) と齋藤 (2005) を参考に論じ、検討する表現の性質を明らかにした後、インターネット上で、Amazon売り上げランキングをデータとして、アイスクリーム、チョコレート、ビスケット・クッキー、スナック菓子、せんべい・米菓、和菓子、ケーキ・洋菓子の順に、7種の菓子系ネーミングに関して強調表現の調査をした。特に「アイスクリーム・氷菓」は、カタカナ表記の強調語句と「(名詞)の」の二通りでの強調表現が積極的に利用されていることが認められた一方で、「せんべい・米菓」のネーミングには、カタカナ表記の強調語句はまったく見つからなかったが、連体助詞「の」を伴う表現がデータの4割弱にも見つけられた。 |