キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 日本語の畳語 ―名詞の畳語が表現する意味の可能性― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 駿河台大学教養研究所 |
巻・号・頁 | (60),13-27頁 |
総ページ数 | 15 |
概要 | 現代日本語の「人々」「国々」など名詞を語基にした畳語を取り上げ, 中核的な意味を特定することを試みた。辞典などを調査すると, 名詞の畳語の典型的な意味は「複数」であるが, 國廣 (1980)は、<個別性を保った不特定多数>であると論じている。筆者は, この意味を発展させ, <個別性>と <多数性> という必須の二要素が絡み合っていると提案した。即ち、どちらかの要素により意識が向けられた場合、もう一つの要素に対する意識が低下すると仮定した。例えば、「ひとひと」は, <個別性>により意識が向けられ、「ひとびと」は<多数性>により意識が向けられていると考えた。 |