キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 日本語における名詞の畳語 ー古代語の和語畳語形が表す意味との比較ー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 駿河台大学教養文化研究所 |
巻・号・頁 | (61),35-50頁 |
総ページ数 | 16 |
概要 | 本稿では、古代日本語と現代日本語に於ける畳語の意味を比較し、現代語の畳語用法を検討した。体言を語基とする畳語形にかんして、古代語と現代日本語を比較すると、古代日本語文献に現れていない畳語形で, 現代語で新たに用いられている畳語の数が多くないことが推測された 。次に「複数性」と「多様性」を, 類像性との関連から考察した。「複数性」における「2」を表す可能性について用例をあげて論じ、また畳語形に伴う連濁において有声音と無声音の対立が「多様性」を象徴的に暗示していると捉え, 類像性が認められることを提示した。また、類型論的視点から検討すると、日本語の名詞の畳語形は, 時代を通して, 「弱小化」以外の意味特徴の多くを他言語と共有することが分かった。 |