キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/08 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 重複と類像性 (iconicity) ー畳語が表す類像的意味とその他の意味ー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 駿河台大学教養文化研究所 |
巻・号・頁 | (63),15-29頁 |
総ページ数 | 15 |
概要 | 本稿は, 世界の言語の中で、畳語が表現する意味を確認し,'iconicity' (類像性)との関連性を検討した。名詞, 形容詞, 副詞, 動詞における意味タイプを探り, さらに類像性という観点から考察した。結論として次の3点をあげた。第一に, 畳語は一般的に iconic(類像的) である傾向が見られるということである。基本的な意味タイプとしては, 強化, 弱小化, 複数化, 反復 / 継続 の4種がある。第二に, 弱小化は, non-iconic(非類像的)ではあるが, iconicity とは無関係ではないことを提案した。第三に, 一つの形で, iconic と non-iconic の意味が生じることがあり, 日本語でも,「何々」「誰々」は, iconic な 複数 だけでなく, non-iconic な 単数 をも意味するのである。 |