キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 個人名の型と機能 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
巻・号・頁 | (30),95−120頁 |
概要 | 本稿では、いわゆるファーストネームと呼ばれる個人名の「型」と「機能」について検討した。「型」は名付けに関連する動機や、名の意味、表記、音韻特徴等を表し、「機能」はその名が実際に使用されることを指す。本稿では、日本語の個人名を中心に、型と機能について他の言語/文化との比較を試みた。限られたデータを基に、ある程度明らかになった「型」の特徴は次の通りである:(1)世界の言語で、個人名はおおよそ良い印象を与える名が多いが、悪霊に取り憑かれないようする等の目的で、不吉な名前をつけることもある。2) 個人名を受け継ぐ場合、祖父母の名を受け継ぐ傾向がある。3)男女間で型を区別する傾向がみられる。また、日本語では、「文字」が重要な役割を果たし、 音韻で男子の名の方が長い傾向はあるものの、文字数では女子の名の方が多い傾向がある。「機能」ついては、言語・文化特有の個人名の制限の度合いによって、使用頻度の違いを理解することを提案する。 |