| ソウマ ハナエ
            Hanae Soma 相馬 花恵 所属 心理学部 所属 職位 准教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2017/02 | 
| 形態種別 | 大学・研究所等紀要 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 否定的-肯定的自動思考の生起傾向と出来事評価との関連―新しい自動思考測定尺度を用いた縦断調査― | 
| 執筆形態 | 共著 | 
| 掲載誌名 | 地域デザイン研究 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 巻・号・頁 | 1,43-55頁 | 
| 著者・共著者 | ◎白石智子・島津直実・相馬花恵 | 
| 概要 | 本研究では,まず,抑うつに関連する認知である自動思考を取り上げ,尺度Negative Automatic Thoughts List(NAL)およびPositive Automatic Thoughts List(PAL)を用いた縦断調査を実施し,否定的・肯定的自動思考と将来の抑うつの程度との関連を確認した。その上で,一般的な対象者が実感しやすい日常的な出来事の主観的評価へ与える影響について検討した。分析の結果, NAL およびPAL によって測定される自動思考は,将来の抑うつとも概ね関連していることが改めて示された。また,否定的自動思考の構成要素の一部は,将来の出来事経験の嫌悪性を高める/良好性を低める方向に,肯定的自動思考の構成要素の一部は,将来の出来事経験の良好性を高める/嫌悪性を低める方向に影響していることが示された。一方で,その影響の方向性が逆転する要素も存在することが示された。 |