イチカワ ノリコ
Noriko Ichikawa
市川 紀子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/09 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 新地方公会計統一基準に関する動向と展望 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 経済研究所所報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 駿河台大学経済研究所 |
巻・号・頁 | (20),41-61頁 |
概要 | 新地方公会計制度は進展を遂げている。2015年1月に総務省より「統一的な基準による地方公会計の整備促進について」ならびに「統一的な基準による地方公会計マニュアル」等が公表された。特に当該マニュアルについては、統一的な基準による財務書類の作成手順や資産の評価方法、固定資産台帳の整備手順、連結財務書類の作成手順、事業別・施設別のセグメント分析をはじめとする財務書類の活用方法等を示している。そして、当該マニュアルも参考にして、統一的な基準による財務書類等を原則として2015年度から2017年度までの3年間で全ての地方公共団体において作成し、予算編成等に積極的に活用されるよう要請している。また、この地方公共団体における財務書類等の作成に係る統一的な基準を設定することで、①発生主義・複式簿記の導入、②固定資産台帳の整備、③比較可能性の確保を促進することを掲げている。表題を検討していく上でも、新地方公会計制度に関わる現状を認識することは必須である。よって、上記において掲げたいわゆる一連の「新地方公会計統一基準」の概要を確認するとともに、その動向と展望を論じる。 |