スズキ ケイコ
Keiko Suzuki
鈴木 慶子 所属 スポーツ科学部 所属 職位 講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 駿河台大学保健体育科教職課程における模擬授業の現状と課題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学教職論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (4),39-52頁 |
総ページ数 | 14 |
概要 | 本研究では、駿河台大学の「保健体育科教育法Ⅳ」の授業において扱われる模擬授業の実態を明らかにし、模擬授業を取り扱う授業の発展に向けた議論の一助にすることを目的とした。そして、駿河台大学の「保健体育科教育法Ⅳ」の授業において行われた模擬授業を対象とし、撮影と観察、分析をした。
学生Aと学生Bはハンドボール、学生Cと学生Dはバレーボールの模擬授業を行った。各授業場面を期間記録法で観察・記録し、学生Cを除く3名の学生は運動学習場面を60%近く確保することができた。しかし運動学習場面が長くとられていても、指示が出しっぱなしされて生徒役の活動が滞る場面がみられたり、1人あたりの運動時間が確保されていなかったりして、必ずしも確保された運動学習時間のすべてが充実しているわけではないことが示唆された。駿河台大学で模擬授業を取り扱う授業における課題として、模擬授業の省察(リフレクション)をより充実するように改善する余地がある。例えば、高橋ら(1994)が開発した体育授業の形成的授業評価尺度を利用したり、eラーニングシステムを導入し、模擬授業の様子を撮影した動画を視聴したりしながら、省察を充実させることが考えられる。 |