キヨミ セツコ
Setsuko Kiyomi
清海 節子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 日・英 広告見出し文の言語特徴 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
巻・号・頁 | (35),97-116頁 |
著者・共著者 | 松本由美 |
概要 | 印刷(商品)広告の形式は、日英語に共通の形式が見られ、見出し文と呼ばれる通常大きな活字のコピーにより、読者の注意を喚起し印象付ける。限られた広告スペースの中で、グラフィックな要素に様々な工夫が凝らされるが、本論文はグラフィックな要素を排除し、言語特徴に焦点を当てた。日・英共通の特徴として、「名詞・名詞句の使用」と「省略の使用」の実例を紹介し、次に、日本語と英語に異なる特徴を考察した。日本語は、過去形と外国語の使用が多く、また、英語には、命令文、否定文、代名詞の使用が多いことを実例で示した。英語の命令文は、いわゆる「指示をして相手に何かをさせる」といった強制的な指示のみならず、「推薦、提案、アドバイス、励まし、提供、祈願」といった、日本語にはない豊富な意味合いがあることで多く使用されると考えた。さらに、英語には否定の表現も多く見られ、商品のポジティブなメッセージを強める効果のためであると考えた。日本語と違って、英語は否定の語句を文頭に置くので、それ自体インパクトがあり、見出し文に多用されると推測した。 |