ヒラノ カズヒロ
Kazuhiro Hirano
平野 和弘 所属 スポーツ科学部 所属 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 包摂と排除の学校-定時制・通信制高校の存在を問う- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 國學院大學 教育学研究室紀要 第55号 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 國學院大學教育学研究室 |
巻・号・頁 | (55),35-50頁 |
総ページ数 | 16 |
概要 | 本論文は社会的排除と社会的包摂を学校の観点から検討することを目的としている。不登校や「ひきこもり」、子どもの貧困などに対し、福祉的アプローチや、心理的アプローチにより解決がはかられているが、社会の入り口の直前として学校におけるアプローチが求められている。しかし、学校における「包摂」には「排除」の萌芽が内在している場合が多く、実際の取り組みにおいては、不登校や、貧困、学力不足などの課題を背負う子ども・青年たちをすべて「受け入れ」、社会的自己確立の実践がなされているとはいいがたい。しかし一方、「教育の機会均等」を実現するためにも、「学校」だからこその取り組みも必要となってくる。包摂の学校として知られる夜間定時制高校と通信制高校の実践から学び、分析することで、課題を抱える子ども・青年たちが「誰もが学べる」学校を考察する。そこから新たな「包摂の教育」を探ろうとしている。 |