カミゴウチ チカコ
Kamigochi Chikako
上河内 千香子 所属 法学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 民法(債権関係)改正と代理受領 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 広島法学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島大学法学会 |
巻・号・頁 | 43(4),305-330頁 |
総ページ数 | 26 |
概要 | 従来、主要な債権担保手段としては、債権の譲渡担保及び債権質が予定されているが、それ以外にも代理受領という担保方法が存在する。近時の民法(債権関係)改正により、代理受領の構成要素である「委任」及び代理受領の存在意義と密接な関係のある「債権譲渡」の規定の廃止及び改正、さらには新たな立法が行われた。上記のような動向が、今後の代理受領の存在意義にいかなる影響を及ぼすのであろうか。本稿では、前者の委任規定の改正内容は、従来の代理受領委任契約の内容に著しく矛盾するものではないこと、後者の債権譲渡の改正は、債権担保手段としての債権譲渡の有用性を高めることにはなるものの、このことを通じて、今後の代理受領の存在意義は失われるものではない、という結論に至った。 |