イチカワ ノリコ   Noriko Ichikawa
  市川 紀子
   所属   経済経営学部 所属
   職位   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/03
形態種別 著書
標題 財務会計の現代的基盤―FASB『討議資料』・概念的フレームワークの中心観を基軸に―
執筆形態 単著
出版社・発行元 森山書店
巻・号・頁 1-259頁
概要 本書は著者が千葉大学に提出した博士論文をもとに、加筆・修正を行ったものである。
第1章においては問題意識を論じ、その意識に従って、第2章において『討議資料』の内容を検討するとともに、AAA会計原則、M.Moonitz and R.T.Sprouse等の考え方から純粋型資産負債中心観を導き出し、第3章においては概念的フレームワークを検討することで、実践型資産負債中心観を導き出した。第4章では筆者の考える純粋型資産負債中心観、実践型資産負債中心観の区別を提示し、第5章では純粋型資産負債中心観から実践型資産負債中心観への変化の理由を探るためのPublic Recordの検討を行った。第6章においては、わが国の財産法と損益法を探ることで、評価中立的財産法・損益法の理解への批判を行い、利益概念と利益計算方法の混迷状況から、財産法=資産負債中心観論に対する批判を行った。第7章においては、これまで検討してきた結果から、あるべき中心観として統合形態を示したことになる。