ナガオ タケシ
  長尾 建
   所属   現代文化学部(2019年4月を以て募集停止) 所属
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/07
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 高村光太郎「猛獣篇」論―抑圧、疎外される本来性―
執筆形態 単著
掲載誌名 駿河台大学論叢
掲載区分国内
巻・号・頁 (58),9-22頁
総ページ数 14
概要 高村光太郎の「猛獣篇」は、第一詩集『道程』から第二詩集『智恵子抄』への空白期に、刊行を企図して編まれた未刊詩集である。従来の「猛獣篇」研究では、その全体としてのモチーフとして、〈怒り〉を読むことが支配的であった。
 それに対して本稿は、たとえば「ぼろぼろな駝鳥」に見られるような〈怒り〉を、「猛獣篇」全体のモチーフに敷衍すべきではないと論じた。そのために一四篇すべての解釈を試み、その結果、「猛獣篇」は自己の本来性が抑圧、疎外されるさまを、猛獣に仮託して、ないしは共感することによって、センチメンタルに語られていると論じた。