ハセガワ ヒロカズ   Hirokazu Hasegawa
  長谷川 裕寿
   所属   法学部 所属
   職位   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/03
形態種別 学術論文
招待論文 招待あり
標題 職務行為に適法性は必要か
執筆形態 単著
掲載誌名 高橋則夫先生古稀記念論文集
掲載区分国内
出版社・発行元 成文堂
総ページ数 20
概要 公務執行妨害罪における行為客体は「職務」であるが、法文上、「適法な職務」とされてはいない。そこで、職務が適法であることが必要かについて、見解が分かれている。現在の支配的見解は必要であるとし、その根拠として、不適法な職務を保護するとすれば、正義に反する(不正義論証)というもの、あるいは公務員の身分・地位を保護することととなり法の下の平等に反する(平等原則違反論証)というものが展開されている。本稿は、両論証を検証し、根拠としては極めて根拠薄弱であることを示したものである。