ソメダ ケイ
Kei Someda
染田 惠 所属 法学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/01 |
形態種別 | 著書 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 『藤本哲也先生古稀記念論文集』
日本における犯罪者の社会内処遇の課題―薬物及び依存症関連犯罪者の処遇並びに仮釈放の充実を中心に |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中央大学法学会 |
総ページ数 | 1197 |
担当範囲 | pp.591-631 |
概要 | 法学新報第117巻第7・8号本稿では,2006年刊行の拙著(「犯罪者の社会内処遇の探求-処遇の多様化と修復的司法-」,単著)以降の日本の犯罪者の社会内処遇を取り巻く状況や刑事司法制度を巡る状況の変化等を踏まえて,①実証的根拠に基づく実践及び費用便益分析,②個々の犯罪者の再犯危険性及び処遇応答性の評価(RNRモデル),③継続的処遇の概念に立脚した刑事司法的観点からの多機関連携による犯罪者処遇の実現を基本的な視点として,筆者の一貫した研究テーマである①薬物及び各種の依存症関連犯罪者の処遇を前半で採り上げた。また,いわゆる市民の体感治安の悪化現象は,2003年以降,認知件数の大幅減少が続いているにもかかわらず,その好転は遅れており,間接的に犯罪に対する強い施策を求める背景となっているとの分析の下,②低下を続ける仮釈放率を踏まえた早期釈放充実の在り方を中心に分析と提言を行った。 |