キヨミ セツコ   Setsuko Kiyomi
  清海 節子
   所属   経済経営学部 所属
   職位   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1991
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 The Bambara causative construction
執筆形態 単著
掲載誌名 Journal of West African Languages
巻・号・頁 21,pp.55-63
概要 この論文は、バンバラ語(ニジェール・コンゴ語族のマンデ語の主要方言の一つ)の使役構文を扱っている。この言語では、使役を表わす一つの手段として、接頭辞の 'la-' を動詞に付加される。私の集めたデータによると、この接頭辞は、使役の意味が弱まった為に、CAUSEE(させられる人)が統語論的レベルで明示されない限り、使役の意味が表現されないと考えられる。言い換えれば、バンバラ使役構文に於いて、CAUSEEの存在は、必要不可欠であるが、接頭辞の 'la-' は、そうではない。そこで、コムリ (1989) の提唱する三つの使役タイプに加えて、「統語論的使役文」と呼ばれる新しいタイプがあることを提案する。