ワタナベ ユウコ
Yuko Watanabe
渡辺 裕子 所属 経済経営学部 所属 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 被災地の遠隔地からのボランティアの問題と支援のあり方―東日本大震災における活動支援金受給団体の分析を通して― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 社会福祉学 |
出版社・発行元 | 日本社会福祉学会 |
巻・号・頁 | 55(3),106-117頁 |
概要 | 中央共同募金会のホームページに掲載された情報を活用し、東日本大震災において同会の活動助成金を受給した2,210団体を対象として統計的分析を行い、遠隔地からのボランティアの問題や支援のあり方を検討した。全国の地域差に注目すると、受給団体数は被災地から遠いほど少ないことが明らかとなった。また、一団体あたりの助成額は遠隔地では移動費用が大きいため、高額になっていた。
費用と効率性という視点からは、支援金は被災地に優先的に配分することが合理的である。ただし、短期活動プログラムは支援金の1割以下に過ぎないことから、遠隔地のボランティアが被災地への関心や寄付行動を高めるために、有効といえる。 |